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みなさま、家族のLINEグループはお使いですか?
家族LINEグループって、写真や学校のプリントなど、とにかくいろんな情報共有をしますよね。
子どもの写真。 学校のプリント。 「明日お弁当いるらしいよ」のメッセージ。 習い事の予定。 買い物メモ…
でも、“共有”はされても、どんどん流れていって、あとから探すのに苦労しませんか。
写真は保存期限があって、 「あとでアルバムに入れよう」と思って忘れて期限切れ。 学校プリントも、必要な時には見つからない。
私自身、家族LINEグループで探し物をすることがかなり多くて、 「これ、もう少し整理できないかな」と思ったのが始まりでした。

家族みんなが使えることが条件だから「LINEで完結」が大事

仕事では、 「情報共有ツール」や「管理システム」ってたくさんあります。
でも家族向けになると、急に難しくなる。
理由はシンプルで、
家族のために、毎月お金を払って専用ツールを契約する感覚って、あまりないんですよね。
しかも、さまざまな年齢層の家族全員に新しいアプリを入れてもらって、 使い方を覚えてもらって、毎日開いてもらうのは、かなりハードルが高い。
だから最初に決めたのは、
“LINEだけで完結させる”
ということでした。
家族用のLINE公式アカウントを作って、 友だち追加するだけで使える形にして、
LINEのリッチメニューから専用画面を開けば、 写真やプリント、予定をそのまま登録できるように作りました。
(もちろん家族用のLINE公式アカウントは、他の人から検索されないように設定しました。)
最初は、ただの「写真整理」だった
最初はシンプルに、家族写真を保存するアルバムから始めました。
LINEのリッチメニューから開いた専用画面(LIFF)で写真を送ると、AIで画像の内容を読み取って、スプレッドシートへ保管した上で、自動でGoogleドライブに保存するようにしました。
そして次第に、「学校のプリントも読み取って、自動で予定登録」「PDFやOfficeファイルも」と、どんどん広げていきました。
すると、写真整理だけではなく、家族の情報をまとめて残せる仕組みになっていきました。
一番大変だったのは「技術」じゃなかった
もちろん、実装は、それなりに手間がかかりました。
LINE LIFF。 Google Apps Script。 Gemini API。 Google Drive。 スプレッドシート。
複数のサービスを連動させる必要があります。
でも、本当に難しかったのは、 「どうしたら自然に使ってもらえるか」でした。
例えば、 通知を増やしすぎると嫌がられる。 入力項目が多いと使われない。 でも整理はしたい。
“便利”と“面倒くささ”のバランスを、ずっと調整していました。
「ぴんくまさん」というキャラクター

単なる管理システムにしたくなかったので、 AIにはキャラクターを持たせました。
名前は「ぴんくまさん」。
これは、我が家にあるピンクのくまのぬいぐるみに、子どもがつけている名前です。
なので最初から、“便利なAIアシスタント”というより、 家族の中にいるキャラクターみたいな感覚でした。
ちょっと保育園の先生みたいな、やさしい話し方をするよう調整しました。
「明日の予定はある?」 「漢検の予定は?」
そんなふうに聞くと、 家族の代わりに探して返事をしてくれる。
でも実際に使い始めると、 子どもたちは、予定を聞くより先に、ぴんくまさんと雑談して遊び始めました。
しかも、「知らないAI」ではなく、家にいて普段から親しみのある“ぴんくまさん”だったので、 子どもたちも自然に受け入れてくれたんです。
「ぴんくまさんと友だちになる!」みたいな感覚で、LINE公式アカウントを喜んで友だち追加して、 普通に話しかけたり、今日あったことを報告したりし始めました。
今日あったことを話したり、 変な質問をしたり、 写真を送って反応を楽しんだり。
最初は「情報整理ツール」を作っていたつもりだったんですが、 だんだん、“家族の会話相手”みたいな存在になっていったんです。
AIって、性能や機能も大事なんですが、家族向けだと「気軽に話しかけられるか」の方が重要なんだなと感じました。
データをどこに置くか問題 ー情報漏洩を防ぐ対策ー
学校のプリントって、 かなり個人情報が入っているんですよね。
名前。 クラス。 行事予定。 提出物。 学校名や電話番号、先生の名前も書かれている。
これを読み込まないことには、家族の情報共有の問題は解決しない。
でもその一方で、このデータが外に漏れたら困ります。
なので、ぴんくまさんでは、 情報漏洩リスクをできるだけ減らすことを最優先で考えました。
Gemini APIも、データが学習されないように無料版ではなく有料版のAPIを使用し、 ファイル保存先も、私自身のGoogleアカウントのGoogleドライブとスプレッドシートにしました。
AI系サービスって、サービス側のサーバーへ全部保存されるものも多いですが、 家族の写真や学校情報を扱う以上、そこはかなり慎重に考えました。
この設計は、最初にかなりこだわって検討した部分です。
今でも、ちょこちょこ改良中
まだ未完成な部分もあります。
もっと自然に会話できるようにしたいし、 検索もしやすくしたい。
でも実際に家族で使ってみると、 「あ、これ便利だな」って瞬間が少しずつ増えてきました。
LINEのリッチメニューから開いた専用画面で送っただけなのに、 あとからちゃんと探せる。
それだけでも、日常ではかなり助かっています。
技術より、「家族の困った」が出発点

最近はAIを使ったサービスが本当に増えています。
でも私は、 「AIを使いたかった」より、 「家族の困りごとを減らしたかった」が先でした。
その結果として、 LINE × AI × Google Drive を組み合わせたら、 今の「ぴんくまさん」になった感じです。
まだまだ試行錯誤中ですが、 これからも、家族がちょっと楽になる仕組みを作っていきたいと思っています。
※実際の画面紹介
※便利さを実感した場面
子どもの部活の保護者会で、下のような1年間の行事予定を紙で配られました。
昨年までなら、それを1つ1つカレンダーへ登録しなければなりませんでした。
今年は、その紙を写真に撮って、ぴんくまさんの「予定・プリントを送る」機能で送信し、
それぞれの予定がバラバラ?になってスケジュールに登録された瞬間、一人で感動をかみしめました(笑)
(さすがに本物は載せられないのでダミー・・)
便利さを実感。
