サーバー移行を成功させるコツ〜メールの取りこぼしを防ぐ〜

サーバーの引越しを成功させるコツ〜メールの取りこぼしを防ぐ〜

みなさまこんにちは。
エンジニアのたいらです。

そろそろ年末も押し迫ってきました。
新しい年に向けて心機一転、もしかしたら、「サーバー移行(サーバーの乗り換え・サーバーの引越し)」を検討されている方もいらっしゃるかもしれません。

平良
平良
いや、話の展開が、無理がありすぎ…

サーバーの引越しに伴うメールの問題

ANDでは、既存のサイトのリニューアルをお受けすることがよくあります。

サイトのリニューアルの場合、サーバーは、以下のどちらかのパターンであることが多いです。

(1) お客様が既に契約されているサーバー上に、そのまま新サイトを公開する。
(2) ANDで管理するサーバーへ引越し(移転)していただき、そこに新サイトを公開する。(=サーバーの引っ越し)

そして、(2)のサーバーの引越し(サーバーの乗り換え)の場合、メールサーバーも一緒に引っ越すことが多いです。
WEBサイトを新サーバーに切り替える時に、同時にメールサーバーも新しいサーバーに切り替えます。

しかし、メールサーバーの切り替え作業で、「メールの取りこぼし」と呼ばれる問題が起きる可能性があります。
この「メールの取りこぼし」のトラブルが起きないように、気をつける必要があります。
その対策について、次に説明します。

サーバー引越し後でも、旧サーバーにメールが届くことがある

サーバーの引っ越し(メールサーバーの切り替え)の前は、元のメールサーバー(旧メールサーバー)を使って、メールの送受信が行われています。
サーバーの引越しが完了した後は、基本的に、新しいメールサーバーで、メールの送受信が行われるようになります。

しかし、引越し後の約1〜2週間、「DNS浸透期間(プロパゲーション期間) 」と呼ばれる「魔の期間」があります。

これは、サーバーを切り替えたはずなのに、メールがたまに旧メールサーバー経由で送られたり、不安定な挙動をする可能性がある期間です。

この期間は、誰かがあなたにメールを送ったとき、旧メールサーバーに向かって送られることがあります

もし、その時に旧サーバーが解約済みだったら、「メールの宛先が存在しない」となって、メールを送ってくれた人を驚かせてしまいます。
ですので、新サーバーに引っ越した後、すぐに旧サーバーを解約するのは、やめた方がよいです。

1ヶ月ぐらいは、旧サーバーと新サーバーが両方稼働している状態にしておいた方が安心です。

平良
平良
サーバーの引越し直後に、すぐに旧サーバーを解約しない方がよさそう。

そして、旧サーバーに到着したメールを取りこぼさないようにするため、しばらくは、旧サーバーのメールと、新サーバーのメールを、両方受信する設定にしておきましょう。
この辺りについては、メールの設定をANDがお受けしている場合、大汐や浜村が皆さまの元にお伺いして、設定させていただいているかと思います。

てつ
てつ
何度もこういう設定してきたよー
浜村
浜村
ご用命いただければ、私たちがお伺いします!

旧サーバーにメールが届くことも無くなって安定してきたら、旧サーバーの解約を検討して大丈夫です。

もう一つ気をつけること

メールに関しては、もう一つ、気をつけるポイントがあります。

それについては、次回、たいらが書かせていただくブログで、お伝えしたいと思います。

そして、サイトリニューアルを考えていらっしゃる方は、ぜひANDにご相談くださいませ!

来年もよろしくお願いいたします

2023年もみなさまのお力になれるよう、スタッフ一同精進してまいります。

今後ともよろしくお願い致します。

WEB用語の日本語化

キャッシュクリア

WEB制作では時折「キャッシュ」問題が生じます。

キャッシュというのはブラウザーでホームページを表示させると、ホームページの情報(たとえば画像や文章など)が一時的に自分のパソコンに保存される機能のことです。

同じページを2回目以降に表示させる場合は便利な機能なのですが、たまにサイトを更新しても確認したとき「更新されてない! WEBデザイナー嘘ついたんか!!」ってなることがあります。

そんなときは「変わってないですけど!」って怒りの電話をかける前に冷静にキャッシュをクリアしてみてください。(やり方はブラウザーによって様々なので調べてみてね)

だいたい更新されています。