目次
【2021.03.08更新】
更新箇所は赤字の吹き出しで記載しています。
【2021.04.20更新】
新たに<低感染リスク型ビジネス枠>という特別枠が発表されましたので、その内容を追加し更新しています。
昨年アップしたこちらの記事ですが、今年(2021年)も小規模事業者持続化補助金が実施されるので、新たな最新情報も含めて2021年版としてお届けしたいと思います。
小規模事業者持続化補助金<一般型>のWEBサイトはこちら
最新版の要綱はこちらからダウンロードいただけます。
<一般型>[商工会議所の要綱/商工会の要綱]
(最新)小規模事業者持続化補助金<低感染リスク型ビジネス枠>のWEBサイトはこちら
「ホームページを作って集客を図りたい」「チラシやパンフレットを作って配布したい」「お客様へのサービス品質を上げたい」
そんな想いはどの経営者様もお持ちだと思います。
しかし、頭を悩ませるのはそれにかかるコスト・・・。
そんな経営者の皆様に朗報です。
小規模事業者持続化補助金という最大50万円(場合によっては100万)の補助金がもらえる制度をご存知ですか??
従業員20名以下(一部業種は5名以下)の事業所なら、申請すればもらえるという制度があるんです。
順を追って説明するから。
まずは、小規模事業者持続化補助金の内容についてご説明します。
※この補助金は審査がありますので、不採択になる可能性もございます。必ずもらえるわけではないので、そこのところお間違えのなきように!
法人設立日が2020年1月1日以降、個人事業主であれば開業届が2020年1月1日以降であれば、補助上限金額は100万円に引き上げられます!
「認定市区町村による特定創業支援等事業の支援」を受けた小規模事業者さんも同じく補助率が100万円に引き上がります!
小規模事業者持続化補助金とは
対象となる方
1.補助金を申し込む時点で、すでに創業している
まず法人として会社を設立していることが必要となります。創業予定という方は残念ながら申し込むことができません。
2.従業員数が少ないこと
この小規模事業者持続化補助金は名の通り、「小規模の事業者」さんを支援する補助金です。
なので、対象となる事業者は従業員が20名以下もしくは5名以下という縛りがあります。
正確にいうと、ウチは僕と小川社長は役員になるから、それを除いた従業員つまり1名ということになりますね。
上記表をご覧になって、自分はどの種別(5名以下or20名以下)かがわからない場合は、
窓口になっている商工会議所か商工会に事前に相談すると良いかと思います。
3.商工会議所または商工会の支援を受ける
申し込みにあたって、最寄りの商工会議所または商工会の相談員からのアドバイスや支援を受けて経営計画を作成する必要があります。
商工会議所または商工会が作成してくれる書類が必要書類に含まれています。
念のためそれぞれのHPで管轄は確認できるようですので、確認の上相談にいかれるといいと思います。
補助金額について
例えば、使った経費が60万円の場合、60万円×3分の2=40万円の補助が出ます。
最大50万円より下回るので、40万円全額(自己負担20万円)が受け取れるようになります。
また、使った経費が90万円の場合、90万円×3分の2=60万円となりますが、
補助金額の上限が50万円なので、50万円(自己負担40万円)が受け取れるようになります。
低感染リスク型ビジネス枠の場合は約133万円の経費に対し、100万円の補助金額が受け取れるようになります。
法人設立日が2020年1月1日以降、個人事業主であれば開業届が2020年1月1日以降であれば、補助上限金額は100万円に引き上げられます!
「認定市区町村による特定創業支援等事業の支援」を受けた小規模事業者さんも同じく補助率が100万円に引き上がります!
また<低感染リスク型ビジネス枠も最大100万円の補助が受けられます。しかも補助率は4分の3!
補助対象になるもの(商材)について
小規模事業者持続化補助金は小規模事業者の事業を維持継続させるための補助金です。
事業継続のためには新しいお客様を獲得することが重要になりますので、比較的集客に資するものなら幅広く認められる傾向にあります。
広報費はもちろんのこと、顧客管理用のソフト購入や展示会等への出展費用や旅費なんかも補助対象となっています。
上記はほんの一例ですので、補助対象の詳細は小規模事業者持続化補助金のサイトをご確認ください。
【ANDの提供する商材・サービスで対象になるもの】
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ホームページ制作
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チラシ制作
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パンフレット制作
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新聞・雑誌・テレビ・webメディアなどへの広告費
補助金が通る前(補助金交付決定通知書の受領後)に支出したものは補助対象の経費と認められないので、要注意です!
店舗の看板や名刺などの販路拡大や業務効率化に結びつかないもの(事業をやる上で必要なもの)は補助金の対象からは外されています。これらが目的の場合、不採択の可能性が高いです。
低感染リスク型ビジネス枠の場合は、対人接触機会の減少と事業継続を両立させるポストコロナを踏まえた新たなビジネスやサービス、生産プロセス の導入等に関する取組を支援するものが対象となります。詳しくはこちらの公募要領をご確認ください。
申し込みについて
今年はすでに一度締切が終了しており、次は6月4日が一番近い締切になっています。6月の締切以外にも以下の日程が設定されています。
第5回受付締切:2021年6月4日
第6回受付締切:2021年10月1日
第7回受付締切:2022年2月4日
最新版の要綱はこちらからダウンロードいただけます。
[商工会議所の要綱/商工会の要綱]
<低感染リスク型ビジネス枠のスケジュール>
第1回:2021年 5月12日(水)
第2回:2021年 7月 7日(水)
第3回:2021年 9月 8日(水)
第4回:2021年11月10日(水)
第5回:2022年 1月12日(水)
第6回:2022年 3月 9日(水)
申し込みの注意点
1.最寄りの商工会議所や商工会と一緒に経営計画を作成する
商工会議所もしくは商工会の支援を受けた事業となっていますので、商工会議所や商工会に助言をもらって作成するようにしてください。
2.申込み締め切りギリギリで提出しない
資料を持参したその日に受け付けてくれるわけでありません。修正等の時間も加味して締め切りの2週間前を目処に提出するよう心がけてください。
3.申し込みは郵送のみ(当日消印有効)
補助金事務局(商工会議所や商工会とは別の場所)に郵送で送るようにしてください。
書類を持参することは認められていません。
書面審査のみになりますので、面接などはありませんので、書面上で販路開拓に関するアピールを図やグラフ、写真などを用いてしっかりと行ってください。(見た目でインパクトを与えるのも非常に大事と言われています)
4.申し込んだら必ずもらえる補助金ではない
落ちる可能性もありますが、採択率は85%以上ですので、かなり採択率は高い補助金ですが、100%もらえる補助金ではないのでご注意ください。
コロナの影響もあり、申請企業を大幅に増え、以前のような高い採択率ではなくなっているのが現状です。ただ採択されれば非常に大きなメリットですので、ぜひチャレンジしてみてください!
5.事業報告義務があります
採択されたとして、補助対象期間までに商品の納品、請求書、支払いまでが終わっていないといけません。
そして全ての証拠書類を提出して、目的通り経費が使われたという証明をしなければ、お金はもらえません。
見積もりや請求書の日付などが期間内に行われているかをしっかりチェックしておきましょう。
2度目以降の申請は前回の採択日から10ヶ月以上経過している必要があります。逆に言えば10ヶ月経ってたら2度目、3度目のチャレンジもありってことです。ただし同じ内容(例えば以前もホームページ作成だった)は通らない可能性が大です。
申請資料を丸っと代行してよってお願いされることも多いのですが、正直あまりおすすめできません。
少し面倒ですが、ご自身で書いた計画書の方が採択率も高かったように思います。
もちろんサポートはさせていただきますので、ご相談ください!
※<低感染リスク型ビジネス枠>ではJグランツによる申請が必須となっています。
そのJグランツにて申請をするためには、GビズIDプライムアカウントの取得が必要です。詳しい内容は以下からご覧いただけます。アカウント取得に2週間くらいかかるので、早めに取得をお願い致します。
GビズIDプライムアカウントについて
ちなみにANDにお願いすると・・・
1.小規模事業者持続化補助金サイトで様式をチェック【〜4月中】
まずは「小規模事業者持続化補助金」で検索し、該当するサイトを見てください。
そちらに募集要綱や各種提出する資料の様式があるので、ダウンロードしてください。
2.事業計画書を作成し、お近くの商工会議所または商工会へ提出
【〜5月中旬までに(申込締切の2週間前くらい目安】
現在の経営状況やどんな目的で補助金を使用したいかなどをしっかりと記載します。
上記でも説明した通り、できるだけ具体的に記載することを心がけてください。
資料の準備ができたら、お近くの商工会議所または商工会へ提出し、アドバイスや指導をいただき、
資料の修正を何度か繰り返します。そして事業支援計画書の発行を受けてください。
評価される事業計画書の書き方を見つけましたので、こちらも参考にしてみてください。
YouTubeなどでも事業計画書の書き方などがアップされてますので、参考にしてみるのもいいかもしれません。
現在の会社の状況(市場環境や直面している課題など)から、今後の方向性を定め、今回の事業がどの方向性に合致した事業であり、この投資がどのような成果を生み出してくれるのかを一気通貫して説明した資料が好まれると言われています。
3.補助金事務局に必要書類の提出
【郵送の場合〜6/4当日消印有効】※電子申請(Jグランツ)なら当日までに申請してください
全ての資料が届いたら、補助金事務局に必要書類を提出してください。
この補助金事務局は商工会議所や商工会ではありませんので、ご注意ください。
あくまで商工会議所や商工会は相談やアドバイスをもらう窓口であって、申請書類を提出する窓口ではありませんので。
締切期日の当日消印OKなのですが、ギリギリになってしまわないよう余裕を持ったスケジューリングをお願いします。
4.補助金審査員審査
何もすることはできませんので、ただただ採択を祈りましょう!
5.採択通知到着・制作開始
【7月初頭〜7月中旬】
めでたく採択がされると、ここから本格的にホームページの制作が始まります。
結果が出るまでは約1ヶ月〜1ヶ月半くらいになります。
6.トップページの制作
【約2週間〜1ヶ月】
まずはトップページのデザインを進めます。トップページはサイト全体のイメージや使い勝手を決定する大事な部分なので、
ここをしっかりと詰めていきます。
7.下層ページ(他のページ)の制作
【1ヶ月〜2ヶ月】
トップページのデザインが確定したら、次は各下層ページ(その他のページ)をデザインしていきます。
更新が必要なページなどは各記事が一覧で見えるリストページと1つひとつの記事の詳細ページのデザインを確認いただきます。
8.コーディング
【約1ヶ月】
ホームページは目で見える状態になったら完成ではなく、裏側では呪文のような文字(コード)が走っています。
確認いただいてOKをいただいたページを、ウェブ上でも正しく表示されるようにコードを書く作業(コーディング)を進めていきます。
9.ウェブ環境でのご確認
コーディングが完了したら、ウェブ上でホームページが確認いただけるようになります(URL発行)。
こちらで動きや管理画面を確認いただき、修正箇所を随時直していきます。
10.記事更新をしていただき、公開へ(補助事業完了)
ここまできたらほぼホームページは完成です。
しかし、ホームページができたといっても更新するページにはまだ何も入っていない状況ですので、管理画面からいくつか記事を投稿していただき、公開へと進んでいきます。
11.実績報告書を提出
事業が完了したら、計画した事業と実際におこなった事業が一致するかをチェックするため実績報告書を補助金事務局へ提出する必要があります。
12.補助金確定通知
提出した実績報告書に問題がなければ、補助金確定通知が届きます。これで補助金を正式に受け取ることが約束されます。
13.補助金が入金
口座を指定し、補助金を請求すると後日指定口座に補助金が入金されます。
長く見えますが、実質的なホームページ制作期間は3〜4ヶ月ほどが目安となります。※確認期間などが長くなれば、それ以上かかることもございます。
まとめ
補助金を活用したホームページ等の制作のお申込書が殺到する場合もございます。その場合は上記スケジュールよりもお時間をいただく場合がございますので、早めにご相談いただければ幸いです。
使用イラスト:Business vector created by pikisuperstar – www.freepik.com